「SNSマーケティング」とは、SNSの仕組みを使ってマーケティングをすることです。
SNSは色々なメディアで取り上げられているワードなので、ほとんどの日本人が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。「SNSはソーシャル・ネットワーキング・サービス」のことです。ネットを通して他のネットユーザーとつながりを持たせるサービスですが、代表的なのはFacebookやLine、インスタグラム、ツイッターなどです。
このうちのどれか一つでも使っているという方は多いですよね。とはいえそういったSNSを使ってマーケティングをするとはどういうことでしょうか?この記事では、企業にとってとてもメリットが大きいSNSマーケティングの基本や活用例などについて解説したいと思います。
1 SNSマーケティングとは
簡単に言えばSNSマーケティングとは、SNSを使って会社のブランド力を高めたり、商品をPRしたり高感度を上げたりすることです。
SNSを使っている方なら日ごろから体感していることと思いますが、SNSにはかなり大きな影響力があります。最近SNS用語で「拡散」という言葉や「炎上」という言葉がよく聞かれますよね。これらの言葉からもわかるように、SNSで話題になる情報というのはすぐに世間に広まるんです。
それもそのはずです。2018年10月時点で、主要なSNSには何千万というユーザーがいるからです。例えばSNSの代表的存在であるFacebookには2,800万人、ツイッターには4,500万人、インスタグラムには2,000万人、LINEには7,600万人もユーザーがいます。
これだけの人数がいろいろな投稿をすれば当然話題性がありますし、SNSで情報収集をする人が増えてきますよね。最近はスマホのユーザーが爆発的に増えていますが、SNSの利用がスマホ利用割合の7割にも達しています。さらにSNSは1日あたり平均1時間ほど利用されています。SNSマーケティングは、この巨大な情報やり取りツールを使って会社をアピールしていきます。
2 SNSマーケティングを行うメリット
SNSマーケティングを使うメリットには以下のようなものがありますよ。
企業や製品のアピールが効率的にできる
企業はSNSを使って情報を発信することで、いわばCMを流すようにPR活動が可能になります。しかもテレビCMや新聞広告などと違って、SNSはさきほど述べたように「拡散」します。話題になりそうな情報を流せば、メガホンを通った声のように広く世間に響き渡ります。
いわばSNSマーケティングは、最高の広告ツールになりえるということですね。もしみなさんが新しいお店のチラシを数十枚配るとしたら、どこで配るでしょうか?家がまばらに散らばった田舎でしょうか?それとも学生が集まる学校でしょうか?もちろん学校で配った方がたくさんの人の目に触れることになりますよね。
しかも学生たちは色々な話題に敏感で、入手した情報をクラスメイトや部活仲間に伝えるでしょう。そうすると、わずか数十枚のチラシを配るだけでも一気に情報が広まります。もちろんチラシの内容にもよりますが、話題性のある内容がチラシに書かれていれば、直接チラシを渡した学生でなくてもすぐに情報をゲットしますよね。
このように少ない労力や費用で多数の人にアプローチできるのがSNSマーケティングの一つの魅力です。平成28年度の消費者庁委託調査によると、企業や商品ブランドなどの公式アカウントのフォロワーになっているユーザーは全体の半分近くもいましたが、これはSNSを使うことがどれだけPRに有効かを示していると言えるのではないでしょうか。
企業イメージの向上が図れる
SNSに工夫して情報を発信することで、会社の好感度をアップさせることもできます。会社というと、スーツを着た人たちが集まっている緊張しそうな場所」というイメージってありますよね。
でも親しみやすい投稿を会社がツイッターで発信すると、企業の堅苦しいイメージが少し崩れて、「なんかこの会社面白いな」という印象を与えられます。
仮にその会社の商品やサービスにあまり関心がなかったとしても、会社のSNS投稿に興味がわけば、いずれ提供しているものにも関心が向くかもしれませんよね。
3 SNSマーケティングの活用例
SNSのマーケティング例を一つだけご紹介したいと思います。
「株式会社タニタ」の例です。タニタと言うと、体組成計などの健康関連商品が有名ですが、それだけだとあまり若い人にはサイトが受けなさそうですよね。しかしこの会社が発信しているSNSが話題を呼んでいます。
例えば広報はツイッターでゲームの話題をしたり他の会社の広報とからんだりして話題を作ったうえで、さりげなく商品に触れたりアピールしたりしています。
商品をいかにも前面に出して宣伝するのではなく、面白おかしな雰囲気で投稿を重ねるので、タニタへの関心が高まっています。またインスタグラムでは、商品写真をただどかんと中央に置いてアップするのではなく、おしゃれな北欧家具の人形と商品をコラボさせて映すなどの演出を行っています。このような工夫によって、色々な年代層のユーザーにアピールをしています。
4 まとめ
SNSマーケティングは、圧倒的なユーザー数を誇るSNSを使って会社のアピールをする手法です。SNSは今やスマホの普及に伴って爆発的な人気を誇っていますよね。
ですから人気を得るにはとても便利なツールであり現場です。今後SNSマーケティングをするかどうかで会社の未来が左右されると言っても過言ではありませんよ。