いまやSNSは圧倒的な情報発信力を持っているツールとして有名ですよね。この記事を読んでいる方の中にも、「SNSで見た情報でショッピングをした」とか「ある会社へのイメージがよくなった」なんて経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
SNSはそのように影響力が高いツールなので、SNSを使ったマーケティングはすべての会社が取り入れると良いと言えます。この記事ではSNSマーケティングにはどんな種類があるのか、どんなポイントを押さえておくと良いのかを解説したいと思います。
1 押さえておくべき主要SNSの種類とその特徴
SNSにはたくさんの種類がありますが、とりわけ有名で人気があるものというと、Facebook、Twitter、LINE、Instagramの4つが挙げられます。
色々なサイトで各社のアイコンが出てきたりするので、アカウントを持っていなくても存在だけでも知っているという方は多いのではないでしょうか。これらのSNSは、スポーツ界でいうところの野球やサッカーのような超メジャー級の人気を誇るので、マーケティングをしたい会社が押さえておくべきと言えます。ではそれぞれのSNSの簡単な特徴を見てみましょう。
世界最大のSNSとも言われているFacebokは、日本で2,800万人ほどユーザーがいます。
世界では月間アクティブユーザーが22億3,000万人もいると言われている超巨大SNSです。実名制なので信頼度が高いSNSとしても有名ですよね。20代以上のユーザーが多く、比較的フォーマルで落ち着いた雰囲気があると言えるでしょう。
ツイッターのユーザー数は4,500万人ほどです。リアルタイムな投稿が特徴で、拡散力が非常に高いです。
「つぶやき」と呼ばれる個人や会社の投稿が、国営放送なみの規模で拡散することだってありえますよ。10~30代の若年層がメインユーザーです。ライトな雰囲気で会社のPRをするのに向いています。
LINE
ユーザー数が7,600万人という圧倒的な人気を誇るSNSです。
スタンプなどのユーモアある投稿ができるのが特徴で、プッシュ通知という確実に情報を届ける仕組みもあります。10代~60代の広い年齢層に受け入れられていて、パンフレットを配る感覚で販促ができます。実際、飲食店などで「LINE登録すると○○をプレゼント!」といったキャンペーンを見たことがある方は多いのではないでしょうか。
人気が急上昇しているSNSです。「インスタ映え」という言葉はもはやだれもが知っているワードですよね。
画像を中心にした投稿ができ、若い女性に圧倒的人気を誇ります。Facebookとの連携も可能です。おしゃれな雰囲気があるので、アパレル系のマーケティングに適しています。
2 主要SNSを使ったマーケティングの種類
SNSには色々な特徴がってそれぞれにメリット・デメリットがあるので、「どんな場合にどんなSNSを使ったら良いのかイマイチ分からない」という方も多いのではないでしょうか。そこで4つの目的に分類分けして解説したいと思います。
拡散を狙いたい場合
まずは話題を拡散してもらいたい場合ですが、これに向いているSNSはTwitterです。
Twitterに流した情報は一瞬で広まる傾向がありますよね。炎上リスクもその分多いのも事実ですが、慎重につぶやけば、その会社に興味があった人もなかった人にも関心を持ってもらいやすいです。
140文字以内というショートメッセージや動画や画像を投稿できるので、気軽に使えるのも魅力です。少し気難しそうなイメージがついている個人や企業が気軽なつぶやきを載せることで好感度アップも狙えますよ。
炎上リスクを抑えてシェアを伸ばしたい場合
SNSマーケティングには炎上リスクもつきものですが、これが比較的起きにくいのがインスタグラムと言われています。
インスタには主に文章でなく画像を載せるからです。「沈黙は金」という言葉がありますが、言葉を使いすぎると余計な事を言ってしまいがちですよね。ですからイメージ主体のインスタは便利なんです。またインスタにはおしゃれで美しい写真が多いという雰囲気があるので、女性をターゲットにPRしたい場合にもぴったりですよ。
顕在ユーザーの囲い込みを狙いたい場合
リピーター客を作りたいという場合にはLINEが便利です。
LINEに友達登録しているユーザーにメルマガやクーポンが配信できるので、自社製品やサービスを購入したユーザーにリピータになってもらうために使用すると便利です。
「登録している会社から時々お得な情報が来て便利だった」という経験をしている方は多いのではないでしょうか。拡散力はそれほどないので潜在的なユーザーというよりも顕在ユーザーの囲い込みに良いですよ。
役立つコメントを集めたい場合
炎上リスクが低く、かつまじめなコメントを集めやすいという点から、Facebookは有益なコメントを集めるのに良いSNSです。
実名で登録していると、過激な事やネガティブなことって言いにくいですよね。そのため実名制のFacebookでは会社にとって本当に役立つコメントなどを集めやすいんです。集めたコメントを活かして商品やサービスの改善できるかもしれません。
3 まとめ
主要なSNS4つをピックアップして、SNSマーケティングの種類について解説しました。会社それぞれに方向性があるので、「使うSNSも目的意識をもって使い分けするのが良い」ということが伝わったのではないでしょうか。
もしすべてのSNSを使ってマーケティングをするなら、それぞれのSNSに担当者を置くと、よりその特徴にフォーカスした取り組みができるのでオススメですよ。