今や多くの大企業が導入しているSNSマーケティングは、企業の未来を大きく左右すると言っても過言ではないくらい重要なマーケティング手法です。でも自社でSNSマーケティングができる人材がいないということもありますよね。
そんな時はSNSマーケティングを他の会社に外注するという方法があります。この記事ではSNSマーケティングの代行費用はどれくらいかかるかという点と、外注のメリットについて解説したいと思います。
1.SNSマーケティングの代行費用はこれくらい!
ホームページ制作会社の依頼や相談ができる「Web幹事」によると、作業内容と相場料金は以下の通りです。
相場 | 月額 10万円以下 | 月額 20万円〜30万円 | 月額 50万円〜 |
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目的 | 低コストでSNS運用代行を始めたい | 定期的な投稿に加えてコメント返信などまで代行してほしい | 広告・解析まで含めトータルでSNS運用サポートを受けたい |
作業の範囲 | 記事作成 投稿代行 |
記事作成 投稿代行 コメント確認・返信 簡易的なレポーティング |
記事作成 投稿代行 コメント確認・返信 レポーティング 定期ミーティング 広告運用 |
Web幹事のデータ参照:Web幹事
とにかくリーズナブルに作業を依頼したいという場合は、10万円以下で代行してもらえます。依頼できる作業としては、コンテンツ記事の作成と投稿作業などがあります。記事の内容を自社で用意して業者に渡しても良いですし、原稿作成も代行業者に依頼する方法もあります。前者の方が費用は安くなります。
上記の場合は、SNS上でコメントなどがあった場合にそれをレポートにしたり対応するサービスまでは含まれていません。そういう場合は2,30万円の費用をかけると作業を依頼できます。記事の投稿数も多くなり、質がアップしてきます。SNS代行業務サービスの価格帯として一番需要があるようです。
拡散が期待できるキャンペーンの企画や運用、定期ミーティングなども依頼したいなら、さらに上の価格帯のサービスを依頼すると良いです。SNSマーケティングのほとんどすべての業務を運用代行できます。
徐々に予算を増やしていくのもあり
SNSマーケティング「RoundTriP」の運営会社「ネスタ」によると、同社にSNSマーケティングの問い合わせをするクライアントの3割は「すでに持っているSNSアカウントを有効活用できていない」と相談するようです。また「7割が初めてSNSに参入する」という相談のようです。つまり多くの会社はSNSマーケティングの効果を未経験ということです。
SNSマーケティングの効果がまだよく分からないという場合、いきなり多額の費用をかけられないというのが本音ではないでしょうか?それでまずは少ない価格帯から運用を代行してもらって、効果を感じ始めたら徐々に予算を増やすのも良いでしょう。
2.SNSマーケティングを代行してもらうメリット
SNSマーケティング作業を外注することには以下のようなメリットがあります。
時間を節約できる
新しくSNSマーケティングやWebマーケティングを担当する部署を設置するとなると、やはりそれなりの時間がかかります。担当できる人材を集めたりシステムを構築したりとやることがいろいろあるので、すぐには運用を開始できないでしょう。自社の従業員がすでに業務をたくさん抱えている場合は運用開始までの時間が特にかかってしまうでしょう。
この点代行業者に依頼するとすぐにでも運用開始ができます。運用業務をまとめて管理してくれるので、自社の従業員の手をわずらわせることはありません。最近はサービス残業が問題になっていて労働時間にはシビアな目が向けられているので、時間の節約は大きなメリットになりますよね。
定期的な情報発信ができる
自社の従業員が忙しければなかなか情報発信することができないですよね。投稿が定期的に行われていないと、登録ユーザーに悪い印象を与えてしまうかもしれません。代行業者に頼むことで定期的に情報発信できるので、ユーザーの関心を引き留めておけます。
プロの知識で運用してくれる
代行業者は専門的な知識を持っているので、競争相手のサイト分析をしたり自社のフォロワーを増やすための良いコンテンツを作成できます。また自社に不利になるようなネガティブなユーザーの反応にいち早く対応してくれるので、炎上リスクを回避しやすくなります。
3 .代行業者を選ぶ時はここをチェック!
SNSマーケティングの代行業者はたくさんありますが、以下のようなポイントをチェックして選ぶようにしましょう。
KPIやKGIの設定基準を明確にしている業者
SNSマーケティングには「KPI(重要業績評価指標 )」と「KGI(重要目標達成指標)」という重要な要素があります。KGIは「認知度の向上」「自社サイトへのアクセス数アップ」「ブランドイメージ向上」などの目標のことです。KPIはその目標の進捗状況をは図る指標のことで、「いいね!」や「ハッシュタグ数」「コメント数」「URLクリック数」「アプリダウンロード数」などがそれに当たります。
SNSマーケティングの効果を実感するには、当然目標を立ててそれに向かって作業が順調かどうかをはっきりさせなければいけません。やはり明確な言葉や数字にならないと効果が分からないですよね。代行業者がそのような点を重視しているかどうかは大切です。
費用が明確か
具体的にどんな作業が依頼出来てどれくらい費用がかかるかを明確に示してくれるのもチェックポイントです。適正価格かどうかを判断するために、複数の業者に見積もりをとって比較するのも良いですね。
希望業種で実績があるかどうか
SNSと一口にいってもその種類や特徴はいろいろとあるので、自社が希望するマーケティング分野で実績があるかどうかは大事なポイントになります。
4.まとめ
SNSマーケティングを外注する場合は、依頼内容によって代行費用が大きく変わります。「いきなり多くの月額費用を支払うのは気が引ける」という場合は、まずは安い価格帯から始めてみると良いでしょう。
代行業者を選ぶときは、費用面や実績、代行業者の目的意識などをチェックポイントにして選ぶようにしてください。気になる複数の業者で見積もりを取ることによって、コスパよく代行依頼ができます。