SNSマーケティングでよく使われる主要ツールのひとつに「Twitter」があります。Twitterは全角140文字以内の短いメッセージやイメージ、ビデオ、URLを投稿できるツールです。すでにTwitterアカウントを持っているという方は多いですよね。
このTwitterは実はSNSマーケティングにおいて大きな存在感のあるツールです。Twitterを使った結果、大きなプロモーション効果を得たという会社は少なくありません。では具体的にどのような方法でTwitterを使えるのでしょうか?
この記事ではTwitterの特徴やそのメリット、そして活用事例を具体的にご紹介したいと思います。
1.Twitterにはどんな特徴がある?
Twitterは「さえずり」とか「つぶやき」を意味する言葉ですが、その言葉の通り短い文章を投稿するネットワークサービスです。Twitterのユーザーは2018年12月時点で全世界で3億2,100万人もいます。国内でも2018年10月時点で4,500万人もいて、日本の人口の約37%が使っているSNSです(日本人口を1億2千万人とした場合)。
Twitterを使っている年代層としては、20代が約70%、10台が約67%、30代で約32%ほどとなっています。このようにTwitterは若い年齢層に普及しているSNSで、今後もユーザー数は拡大する可能性大です。
Twitterの特徴的な機能
Twitterは先述のように短い文章を投稿するという特徴があるため、気軽に使いやすいという特徴があります。さらに「リツイート」という機能があり、他のユーザーのツイートを自分とフォロワーのタイムラインに表示することができます。このような特徴によって、特定のツイートが短期間に拡散しやすくなります。
2.Twitterを使ったSNSマーケティングのメリットは?
TwitterをSNSマーケティングに取り込むと、以下のようなメリットがあります。
情報を一気に拡散できる
自社に関する情報を少ない労力で一気に広めることができる」というメリットがあります。先述の短文投稿とリツイート機能によって、ちょっとしたつぶやきが多数のユーザーの間で駆け巡ることも期待できます。ただツイートの仕方によってはユーザーにマイナスの印象を与えて、ネガティブなコメントが拡がってしまう可能性もあるので注意が必要です。
インフルエンサーがいる
Twitterには「アルファツイッタラー」と呼ばれるインフルエンサーが存在します。世間に大きな影響力を持つインフルエンサーをSNSマーケティングに取り込むことで自社のプロモーションができますが、この方法だとテレビや雑誌などを使うよりもコストをかけずに大きな宣伝効果を見込めます。
ユーザーの声が聞きやすい
大きな会社と一般消費者との間にはふつう大きな距離があるものですよね。でもTwitterであれば同じSNS上で身近な「会話」ができます。ユーザーの要望や感想などをリアルタイムに聞くことができるので、ユーザー目線で商品やサービスの改善を図れます。また何か問題がある場合も素早く対応できるので、柔軟なレスポンスができる企業という印象も与えられるでしょう。
3.Twitterを使ったSNSマーケティングの事例
Twitterを使ったSNSマーケティングの具体的な事例を紹介しましょう。
白水社の事例
文学や歴史、語学などの書籍で有名な白水社はTwitterを使ったSNSマーケティングに成功しています。本の紹介をする時にTwitterの投稿をしますが、その時にちょっとしたコメントを入れるという工夫をすることで、本の宣伝というより楽しめるコンテンツのような投稿になっています。そのおかげでリツイート数やフォロワー数が出版業界の中で優位です。
グリコの事例
グリコの人気商品であるポッキーを使ったTwitterのSNSマーケティングが話題になったことがあります。グリコは11月11日をポッキーの形に似ていることから「ポッキー&プリッツの日」としていますが、この日に「1日のツイート数世界一を目指す」という呼びかけをしました。結果的に見事世界一の記録を達成した上に、この日のポッキーの購入者は約4倍にもなったようです。
4.まとめ
Twitterは気軽に投稿したり他のユーザーのツイートをリツイートできるという機能が魅力的なSNSですが、その分情報が一気に拡散しやすいというメリットを持ちます。
企業が自社の認知度をアップしたり、面白いコンテンツやコメントを多くの人の間で広めたい場合、Twitterは便利なツールになるでしょう。インフルエンサーの起用を行うことで、さらに親しみやすくスピーディーなマーケティングをしてみましょう。